ITエンジニアとしてさらなるキャリアアップを目指したいという人であれば「応用情報技術者」の資格がおすすめですが、この資格は、数あるIT系資格の中でもかなり高度な内容となっています。では、その詳細についてご紹介していきます。
「応用情報技術者試験」は、IT関係の仕事をしている人であれば何度も耳にすることがあるほど有名です。英語名称ではApplied Information Technology Engineer Examinationなので、略して「AP」と表記される場合もあります。この試験を実施しているのが、IPA独立行政法人情報処理推進機構という機関で、ITに関する国家戦略の一環として設立されました。この機関で受験する試験は、全て経済産業省が認定する国家試験として扱われるので、自分のスキルを示す材料として転職の際にも有利です。
IPAが実施している情報処理技術者試験には、難易度や目的の違う12の区分があります。その中には、IT分野において専門性の高い仕事をする人向けの資格ばかりではなく、ITパスポート試験などの一般向け資格などもあります。
IT技術者全般に共通しているのが、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験です。そして、情報処理技術に関する資格は、ITストラジスト試験やシステムアーキテクト試験などをはじめとする8つの分野ごとに細かく区分されています。
応用情報技術者試験の場合、ITに関する総合的な内容が問われる内容なので、幅広い分野についての理解が求められます。難易度としてはかなり高度になるので、合格するためには相当の努力が必要になりますが。実務経験のあるITエンジニアであれば、それまでの経験が後押しになるでしょう。
応用情報技術者の試験では、システム開発のフローに応じた知識や技能についてのことだけでなく、経営戦略や情報戦略など、現場からさらに一歩踏み込んだ領域に関する対応力についても問われることになるので、情報技術の基本をしっかりと身につけていることが大前提になります。
そのため、エンジニアとして何らかの形で現場に携わりながら応用情報技術者試験を目指す人は少なくありません。この試験は、実務経験があってもなお高度な試験なので、専門のスクールに通ったり通信講座などを利用したりするエンジニアも多いですが、そのような時間を取れない人も多いので、コツコツと独学で学ぶ人ももちろんいます。応用情報技術者試験を単なるスキルアップだけでなく転職などのキャリアアップを目標にして勉強すると、より高いモチベーションを維持することができるかもしれません。
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