どんなことでも、基本を理解してから応用という流れで物事を学ぶという考え方が普通なので、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験があるならまず基本からと考えるかもしれませんが、必ずしもそうとは言い切れない場合もあります。しかし、難易度が高いと言われている応用情報技術者試験をいきなり目指して本当に合格できるのでしょうか、さらに詳細に考えてみましょう。
情報系の学校で学んでいる現役学生であれば、基本情報技術者試験は有利なので目指す人も多く、就職前には既に合格している場合もあります。また、企業として受験を促進していれば、働きながら試験を目指すという場合もあります。しかし、IT職に就く人は必ずしも情報系の分野を専攻していたとは限らず、文系だった人も少なくありません。そのような人にとって、基本情報技術者試験で求められる数学的要素の部分はかなり高いハードルに見えるので、その先の応用情報技術者など到底合格できるようなものではないと考えたくなるのは無理のないことです。しかし意外なことに、文系出身の人が、基本情報技術者試験よりも応用情報技術者試験の難易度が低いと感じる場合があるのです。では、それはなぜなのでしょうか。
IT職にもいろいろな分野があるので、文系出身のシステムエンジニアも多く、それらの人材は社会人になってからIT分野に関する勉強をすることになります。しかし、数学が苦手な人にとって、データ構造やアルゴリズムについてのことなど、見ただけで肩を落としてしまうほど難しいものに感じることもあるでしょう。しかし、基本情報技術者試験は、基礎理論として離散数学や応用数学を避けて通ることはできない内容となっています。
しかも、アルゴリズムとプログラミングが占める配点の割合はとても多いので、専門外の人が合格をするためには相当の努力が必要になります。応用情報技術者試験も決して簡単な試験ではないことは確かですが、数学的な要素やプログラミング言語についての深いところという意味では、基本情報技術者試験よりも内容は弱くなるので、情報系の分野を専攻してこなかった人にとってはむしろやりやすく感じる場合があるのです。
今のベテランエンジニアの中には、プログラミング言語の基礎的な部分を最初に少し学んだ程度で、あとはマネジメント業務が仕事の大半を占めているという人も少なくありません。応用情報技術者試験で求められているのは、細かい理論の部分よりもより実務的な部分が多いので、理論よりもまず現場に飛び込み、実務経験からいろいろなことを学んできたという人にとっては、むしろチャレンジしやすい試験なのです。
基本と応用があれば、誰でもまずは基本から始めようと考えるのが普通ですが、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験では、難易度が高いとされている応用情報技術者試験の方がむしろ取得しやすいと感じる場合があります。More
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